技術編
お願い:ここに掲載する質問と回答は、代表的な事例を想定して作成しています。 事情によっては回答の内容と異なった扱いとなることも考えられますので最終的な確認は、個別の具体的な事情を示してCSA推進課または他のJQA担当部署へ別にご照会ください。
 
産業用制御機器のスペーシングに関する質問事項

ソリッドステートの産業機器に対する暫定のスペーシング要求事項は?
CSAはINFORMS - INDUSTRIAL CONTROL EQUIPMENT No. 4A (Ref. No:99-011)により、ソリッドステートの産業用制御機器に対する暫定のスペーシング要求事項に関し技術情報レター(T.I.L.) No. D-23Aを1999年3月25日付けで発行しました。

背景と技術的根拠
この技術情報レターは業界の要求と業界からの提案により準備されたものです。大部分のお客様はソリッドステート機器を絶縁協調の原理に基づいて設計しておりますがこれは現行のCSA規格C22.2.No.14-95 (産業用制御機器)に適合しておりません。そこでCSAはIEC 664Aに基づく規格でありUL840規格に調和したCSA C22.2 No. 0.2-93(絶縁協調)に基づくスペーシング(沿面距離と空間距離)の項目を代替の要求事項として追加することにしました。

発効日
即日

対象クラス
3211 02 INDUSTRIAL CONTROL EQUIPMENT - Kits
3211 03 INDUSTRIAL CONTROL EQUIPMENT - Motor Controllers-Auxiliary Devices
3211 04 INDUSTRIAL CONTROL EQUIPMENT - Motor Controllers Magnetic
3211 05 INDUSTRIAL CONTROL EQUIPMENT - Motor Controllers-Manual
3211 06 INDUSTRIAL CONTROL EQUIPMENT - Motor Controllers-Miscellaneous
3211 07 INDUSTRIAL CONTROL EQUIPMENT - Miscellaneous Apparatus
3211 08 INDUSTRIAL CONTROL EQUIPMENT - Motor Controllers-Self-Protecting
3218 01 INDUSTRIAL CONTROL EQUIPMENT - Custom Built-For Hazardous Locations
3218 02 INDUSTRIAL CONTROL EQUIPMENT - Motor Controllers-Auxiliary Devices-For Hazardous Locations
3218 03 INDUSTRIAL CONTROL EQUIPMENT - Motor Controllers Magnetic-For Hazardous Locations
3218 04 INDUSTRIAL CONTROL EQUIPMENT - Motor Controllers-Manual-For Hazardous Locations
3218 05 INDUSTRIAL CONTROL EQUIPMENT - Motor Controllers-Miscellaneous-For Hazardous Locations
3218 06 INDUSTRIAL CONTROL EQUIPMENT - Miscellaneous Apparatus-For Hazardous Locations

要求事項の概要
CSA C22.2 No. 0.2を使用して評価するときのガイドライン(抜粋)

  • −とくに指定がなければ通常汚損度3として扱う

  • 負荷が電源に直結していれば過電圧カテゴリーV、その他は過電圧カテゴリUとする
  • 基板とその他の固体絶縁は評価なしで材料グループV-b(CTI 100〜175)とみなす 材料グループT,U,V-aはCSA C22.2 No. 0.17を適用する
  • C22.2 No. 0.2に従い汚損度1として使用する基板のコーティングはC22.2 No. 14、6.21項に適合するコーティングを受け入れる

  • C22.2 No. 14 Table 6 (活電部の最小スペーシング)、技術情報レター(T.I.L.) No. D-21 Table 1で要求される空間距離はCSA C22.2 No. 0.2、4.1項 空間距離A(Equivalency)に従った空間距離との同等性を決定するために使用すること

  • 過電圧保護を含む装置の空間距離の評価はC22.2 No. 0.2、4.2項 空間距離B(コントロールされた過電圧)による
  • 沿面距離はC22.2 No. 0.2、4.3項により評価すること
  • 空間距離を決定するために使用するPhase-to-Ground Rated System Voltage (相―接地間定格システム電圧)は、絶縁トランス(それがなければ製品全体)の供給側のすべてのポイントに対して次の高位の値(C22.2 No. 0.2、Table 2)に丸めた機器の定格供給電圧であること。

二次側回路の評価で使用されるシステム電圧はRated Impulse Withstand Voltage Peak(定格インパルス耐電圧のピーク値)と空間距離に対する表の補間値によって補間される

  • 空間距離と沿面距離の測定はC22.2 No. 0.2、4.4項により行う
  • 結露を防ぐ為の換気フィルターやヒーターを内蔵する電気機器又は他の同等の手段を持つ機器はC22.2 No. 0.2、4.3項により汚損度2とみなす

  • 汚損度の決定はマイクロ環境を考慮すること
  •   汚損度1: 含浸、
      密封汚損度2: ダストカバー
なお詳細については、INFORMS(Ref No: 99-011)に添付されている技術情報レター(T.I.L.)No.D-23Aをご参照下さい。
 

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