CSAのモデル認証では、特別な製品を除き、認証マークをリ・エキザミネーション・サービスとラベル・サービスのいずれかの方式によって表示することとしています。
この2種類のサービスの特徴を解説します。
1. 双方の表示方法
リ・エキザミネーション・サービス (Re-Examination
Service)
リ・エキザミネーション・サービスは、申請者が製品等にCSAの証明マーク(モノグラム)を印刷・刻印等の適切な方法で表示することにより、CSA証明ずみ製品を示す方式であります。
ラベル・サービス (Label
Service)
ラベル・サービスは、製品に申請者がCSAから購入するデザインの決まったラベルを貼付けることにより、CSAの証明ずみ製品を示す方式であります。
2.
品目によるサービスの指定
CSAは、あらかじめ製品の品目ごとにいずれのサービスによるかを指定しており、申請者が選択することはできません。リ・エクザミネーション・サービスに分類された製品のCSAファイル番号は、接頭記号としてLR(他にFBRなど)をつけ(例:LR123456)、ラベル・サービスにはLL(他にFBLなど)をつけて(例:
LL234567)識別します。
3. 2種類のサービスの由来
この2種類のサービスは、証明後のフォローアップ検査のやり方が異なることによって発生したものであります。
リ・
エキザミネーション・サービスは、CSAマークを表示して製造・出荷される製品を抜取り、工場やCSAで再試験・再調査を行って規格に適合していることを確認することを繰返す方式であります。
この方式では、製品の出荷にシステムとしての制限がないため、申請者は必要な時期に必要な数の製品にCSAマークを表示して出荷することができますので、CSAの工場検査の時点では常に事後の確認となり、不適合製品の発生の防止はすべて申請者の管理に委ねられることになります。
ラベル・サービスは、出荷検査により良品にのみラベルを貼付することで出荷前の選別をシステムとして組み入れることができ、またラベルの使用を管理することによって、必要なときは、CSAの検査員が製品の製造時に検査をおこなうこともできるため、出荷の前に不適合製品を検出できる率が高くなり、出荷後に問題が発生する確率を相対的に少なくなることが期待できます。
また、万一不良品が出荷されたときでも修正を必要とする製品の範囲をラベルの番号で限定することができる利点があります。
CSAでは、この2種類の特徴を利用して、不具合な製品の出荷を極力押さえたり、回収や修理を容易にするため、製造上の特徴(多品種少量生産か小品種連続生産か)や使用者の特徴(不特定多数の一般消費者向けか使用者が限定されるか)等を考慮して、製品の品目ごとにいずれかのサービスを指定しています。
なお、近年では一般的に製品の品質が向上していることもあって、ラベル・サービスからリ・エキザミネーション・サービスへ変更された品目もあります。(例:
映像・音響機器)
4.
工場検査の頻度
リ・エキザミネーション・サービスでは、最小検査回数を一定の回数(年間2回が標準、地域や証明サービスの種類により1-4回の指定もある)に固定して指定しているが、ラベル・サービスでは、ファイル番号ごとにラベルの使用数量に比例した検査回数を決めることもあります(過去の例で年間11回が指定されたことがある)。
ただし、近年は、特別なときを除きリ・エキザミネーション・サービスと同じ回数を指定することが多くなっています。